久し振りの化粧

一応、いい年の女なだけに苦手だが”お化粧”というアイテムを欠かす事はできない。
”急がば回れ”
・・・違うか？まぁ、そんな感じで朝を過ごした。


「先ずは”履歴書”を郵送ください」
先日郵送していたモノの応えが返ってきたのは、その１週間後くらいだった。
「２７日（火）に面接と試験をします」との事。
半ば諦めかけていたモノだったからちょっと嬉しかった。
しかし・・・
アルバイト感覚で応募したツモリでいたのに、試験とわ・・・。二時間もの時間をかけて頂けるらしいが、こっちは”そんなツモリではないのに”と、かなり引き気味だった。

当日（今日）・・・
今日は「火曜日なので洗濯の日」だ。それは絶対に譲れなかったし、時間の組み立ては前日にしていたし。
準備なんて余裕でできるだろう。
そう踏んでいたにも関わらず思ったよりも時間を食ってしまった。

改めて思った。
時間・方向・感覚・・・・オンチ。だと。

しかし、土壇場での私のフットワークは只者じゃぁない。
ゴミ出し・自分の朝食・皿洗い・長い朝のお手洗い（汗）・歯＆顔洗い・着替え・化粧・・・。同時進行をよぎなくされた。
それからの私は凄かった。自分を褒めてやりたい位だった。

「オラオラ・いてまえ」で飛ばしたチャリンコはホボ音速だったかもしれない。（良い子はマネしないように・・・）
面接の時間１０分前には席に着くことができた。

いやしかし・・・
『何々だ・・・このギャップは・・・』と思う程の雰囲気たるや・・・。
面接官なる社員さん達は、なんか落ち着かない様子だったし。
私以外、周りの子らは皆ピチピチギャル。ジーンズにゴージャスネイルにヒラヒラ（←？）に・・・・等など。
『逆に私の方が浮いてますからーっ』状態。

・・・そう、私は見事にスーツで参上してしまったのだ。
『終わった・・・』そう思った。
『でも、あんなお堅い面接案内状が届いたら誰だってこう（スーツとか）なるでしょ？』とは思ったが、皆さんそうでないようで・・・。
『ギャル強し』改めて思い知らされた。


一方。
面接・試験はまぁまぁ頑張ったつもり。

そして。
化粧が嫌いな私は帰って直ぐ、お風呂に入った。

スッキリしたところで、一杯ひっかけてから・・・今に至る。
そう言えば今日の朝、一番苦労したのが髪。まとめるのに苦労したのを思い出した。伸びたおした髪もそろそろ切らなアカンな・・・。

ライオンの鬣、はりねずみの針、オカメインコの換羽、、どうしたらあんな絶妙な長さでストップできるんだろう？
そんなしょーもない事でも不思議だと感じる。

体裁然りの人間ってメンドウだ。そう思った。